もともとは親会社のフォーバルに新卒で入社しました。フォーバルは経営コンサルティングとIT商材を扱っており、実績のある営業会社として世間からの注目度も高かったことから将来性を感じ、興味を持つように。加えて実力主義の社風も自分に合っているなと思い、入社を決めました。

それからはDXアドバイザーとして、中小企業を中心としたお客様のDX化を支援するコンサルティングを経験。そんな中、奈良事務機代表の赤羽から「当社の発展のために力を貸してくれないか」とお誘いを受けたんです。仕事に対する情熱や地元企業が抱える課題、会社の未来などについて熱く話す代表の想いに感化され、「自分の力が役立つのであれば」と思い、移ることを決意。現在はフォーバルからの出向社員という形で、奈良事務機に所属しています。

フォーバルのときと同様、地元企業のDX化に関わる伴走支援を行っています。具体的には、お客様にヒアリングをしたうえで、業務の棚卸や課題の抽出、それらを解決するための提案、運用するうえでのルール作り、効果測定などを行います。

お客様と接する際に心がけているのは、相手の立場になって考え、行動することです。たとえば、専門用語を分かりやすい言葉に変換したり、相手によって発言や伝え方を変えてみたり、独りよがりのコミュニケーションにならないように意識しています。

自分の提案でお客様の売上が上がったり、業務を簡略化できたりしたときに達成感を得られます。

特に手ごたえを感じたのは、特許事務所のお客様から「売上をアップさせたい」というご相談を受けたときのこと。よく話を聞いてみると「売上をアップさせるために増員したいが、人材が集まらない」というお悩みを抱えていたため、「弁理士は高難度な資格で採用が難しいため、今ある人材で最大効率化を目指しましょう」と提案しました。そして、DX化のサポートや営業施策の企画・実行などを行ったところ1年間で売上が大幅にアップ。お客様には大変喜んでいただき、今でも「ご飯行きませんか」と連絡がくるくらい懇意にさせていただいています。

自分の考えやアイデアを具現化できるところです。代表は人の考えを尊重してくれる方なので、費用対効果や合理性をきちんと説明したうえで「こんなことをしたい」と相談すれば、基本的にはどんなことでも挑戦させてもらえます。これまでにも、人材採用を強化するために会社のInstagramを始めたり、AIを使った新しいコンサルティングサービスを作ったり、自分のアイデアをカタチにしてきました。今後も、色々なことに取り組みながら、お客様の課題解決や自社の事業拡大に貢献していきたいです。

日本の企業のうち97％が中小企業で、そのうち3割程度が赤字と言われています。中には会社経営がうまくいかずに自ら命を絶ってしまう方もいて、その現状をなんとかしたくて私はこの仕事を選びました。DXアドバイザーは、情報ひとつでお客様の経営をより良い方向に変えることができる仕事です。自分の知識がお客様の救いになったり、経営をサポートすることで喜んでもらえたりするので、やりがいを持って働けます。

DXアドバイザーというとハードルが高く感じるかもしれませんが、実は「スマホやPCの使い方を教えてほしい」という初歩的なニーズも多いのです。生活の中でスマホやPCを触る方であれば、自然とITの基礎知識や素養を身に付けている場合が多いので、あまり身構える必要はありません。もちろん、勉強や経験は必要ですが、教育体制は充実しているので安心してご応募いただければと思います。